出力40MWの二つのメガソーラーの稼働を開始(出所:シーテック)
出力40MWの二つのメガソーラーの稼働を開始(出所:シーテック)
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出力50MWのメガソーラーと同6MWの風力発電所「たはらソーラー・ウインド発電所」(右)の近隣地に立地する(出所:シーテック)
出力50MWのメガソーラーと同6MWの風力発電所「たはらソーラー・ウインド発電所」(右)の近隣地に立地する(出所:シーテック)
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 中部電力グループの電設会社であるシーテック(愛知県名古屋市)は3月3日、愛知県田原市に建設した、出力40.2MWの「たはらソーラー第一発電所」と、同40.7MWの「たはらソーラー第二発電所」という、二つ合わせて約80MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)が営業運転を開始したと発表した。

 シーテックと、三菱商事の100%子会社であるダイヤモンドソーラージャパン、三菱UFJリースの3社の出資によるSPC(特定目的会社)「たはらソーラー合同会社」が発電事業者となる。

 たはらソーラー第一発電所は、愛知県田原市緑が浜二号(田原1区)に立地する。太陽光パネルの出力40.2MWに対して、パワーコンディショナー(PCS)の出力は29MWとなっている。

 たはらソーラー第二発電所は、愛知県田原市白浜二号(田原4区)に立地する。太陽光パネルの出力40.7MWに対して、PCSの出力は26.5MWとなっている。

 二つのメガソーラーの合計年間発電量は、一般家庭約2万5000世帯の消費電力に相当する、約9万2000MWhを見込んでいる。

 二つのメガソーラーは、シーテックなど7社が運営する、出力50MWのメガソーラーと同6MWの風力発電所からなる「たはらソーラー・ウインド発電所」(メガソーラー探訪の関連記事)の近隣に立地する。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、東芝プラントシステムが担当した。太陽光パネルは東芝製の単結晶シリコン型、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。