ソーラーフロンティア(東京都港区)は3月17日、インドのWelspun Renewables Energy社と合計100MW規模となるCIS化合物型太陽光パネルの供給契約を締結したと発表した。Welspun Renewables Energy社がインドの複数の州で建設を予定している太陽光発電所に納入する。各プロジェクトは、すでに各州政府との間で電力買取契約が締結済みという。

 Welspun Renewables Energy社は、再生可能エネルギーの活用を積極的に推進するインド有数の太陽光発電事業会社で、インドのほぼすべての州で展開している。2015年度内に1GW超の太陽光および風力発電を稼働することを目指している。

 同社のシンドール・ミタル(Sindoor Mittal)ディレクターは、「インド政府は、2022年までに再生可能エネルギーによる発電量を175GWにまで高める計画を進めており、そのうち100GWは太陽光エネルギーとなることが予定されている。ソーラーフロンティアとは以前から複数のプロジェクトで協業しており、サポート体制と太陽光パネルの品質を評価して、再び採用することを決めた」とのコメントを発表した。

 ソーラーフロンティアの平野敦彦社長は、「今回の契約は、インドのような主要な海外市場において、存在感を高められる点で、大変意義がある」とのコメントを公表した。