インドのインフラ関連企業であるAdani Enterprises社は2月9日、インド北西部にあるラジャスタン州(Rajasthan)政府と、同州にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を集積した、合計出力1万MW(10GW)の「ソーラーパーク」の開発に関して、覚書を締結したと発表した。完成すれば、インド最大のソーラーパークとなる。

 Adani Enterprises社とインドRajasthan Renewable Energy社が設立する予定の合弁会社が、ソーラーパークを開発する。メガソーラーの建設だけでなく、太陽光パネルや部材、関連機器の製造まで手掛ける。

 インド政府は、2022年までに、国内に導入済みの太陽光発電システムを合計出力10万MW(100GW)に増やす目標を掲げている。メガソーラーを集積した合計出力500MW以上のソーラーパークを、最低で25カ所、開発して実現する。

 Adani Enterprises社は今年1月にも、米国の太陽光発電開発会社のSunEdison社と共同で、合計40億米ドルを投じ、インド北西部のグジャラート州(Gujarat)のマンドラ(Mundra)に、単一工場としてはインド最大規模となる、太陽光パネルの一貫生産工場を建設すると発表している。