館山市に竣工した「館山発電所」(出所:多摩川ホールディングス)
館山市に竣工した「館山発電所」(出所:多摩川ホールディングス)
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 多摩川ホールディングスは2月23日、千葉県館山市で建設を進めてきた出力約2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「館山発電所」が完成し、東京電力に売電を始めたと発表した。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、富士古河E&Cが担当した。太陽光パネルはサンパワー製、パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 同発電所は、太陽光発電システム一式をリコーリースとのリース契約により取得・建設した。資産効率を高めるのが狙い。リース料の総額は9億円。買取価格は40円/kWh(税抜き)で、売電収入は年間で約9500万円、20年間の累計で約18億6000万円を見込む。営業利益は年間約4500万円、20年間で約9億5000万円と推定している。

 同社は、館山発電所のほか、下関市でも、メガソーラーを建設し、すでに発電を開始している。今後とも、再生可能エネルギーに取り組んでいくとしている。