図1 ベルニクスと埼玉大学工学部が共同開発した、ワイヤレス給電機能を備えた電動アシスト自転車
図1 ベルニクスと埼玉大学工学部が共同開発した、ワイヤレス給電機能を備えた電動アシスト自転車
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 ベルニクスと埼玉大学工学部教授の金子裕良氏の研究グループは共同で、ワイヤレス給電機能を備えた電動アシスト自転車を開発した(図1、2)。2015年2月17~27日に埼玉県さいたま市JR武蔵浦和駅東口で、実証試験を実施した。

 電動アシスト自転車は一般に、車両に搭載している2次電池を充電する際は電池パックを取り外して専用の充電器に接続する。無線で電力を伝送するワイヤレス給電技術を用いれば、こうした手間を省くことができる。

 この利点を特に享受できるのが、レンタルサイクルである。近年、都市部や観光地を中心にレンタルサイクルに電動アシスト自転車を用いる事例が増えている一方で、2次電池およびその充電器の管理に手間が掛かっていた。

図2 前輪側に受電コイルを配置した
図2 前輪側に受電コイルを配置した
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