出力11.72MWのメガソーラー「福岡県大牟田市新開町発電所」(出所:オリックス、九電工)
出力11.72MWのメガソーラー「福岡県大牟田市新開町発電所」(出所:オリックス、九電工)
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 オリックスと九電工は3月2日、福岡県大牟田市の出力11.72MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「福岡県大牟田市新開町発電所」の運転を開始したと発表した。

 日本コークス工業が所有する土地を借りて建設した。敷地面積は約17万1115m2で、初年度の年間発電量は、一般家庭約3620世帯分の消費電力に相当する、1304.2万kWhを見込んでいる。

 発電事業者は、オリックスと九電工の合弁によるSPC(特定目的会社)のKクリーンエナジー(鹿児島県枕崎市)となる。Kクリーンエナジーの出資比率は、オリックスが70%、九電工が30%。

 Kクリーンエナジーは、鹿児島県枕崎市にある旧・枕崎空港の跡地の合計出力約7MW(メガソーラー探訪の関連記事)、鹿児島県鹿屋市の出力7.786MW(関連ニュース記事)のメガソーラーを、すでに稼働させている。

 発電所のEPC(設計・調達・施工)サービスは九電工が担当し、ハンファQセルズ製の太陽光パネル4万7838枚を並べた。

 パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。