インフラファンドのスキーム(出所:東京証券取引所)
インフラファンドのスキーム(出所:東京証券取引所)
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 日本取引所グループ傘下の東京証券取引所は2月24日、4月をめどに「インフラファンド市場」を創設すると発表した。

 メガソーラー(大規模太陽光発電所)など再生可能エネルギー発電設備が有力な対象施設となっており、「メガソーラーファンド」を上場して投資家から広く資金を集め、収益を分配する仕組みが動き出すことになる。

 東証の公表した対象施設の概要では、再エネ発電設備のほか、公共施設などの運営権(コセッション)、鉄道や港湾施設など運輸関係のインフラ、パイプラインなどエネルギー関連のインフラなどを挙げている。

 新市場は、インフラ施設に投資するファンドが上場するもので、インフラ施設を投資対象とする「投資法人」または「投資信託」が上場対象となる。インフラ施設をファンドが直接保有する形態と、有価証券を通じて間接的に保有する形態の両方を想定している。