検査の様子
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検査項目
検査項目
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 京王電鉄は予防医療事業でケアプロと業務提携し、2015年3月から京王線・井の頭線沿線でセルフ健康チェックサービス「京王・ケアプロ ヘルスケアキャラバン」を始める(pdf形式のリリース)。沿線住民で、健康診断を受診する機会の少ない人などをターゲットに、駅やショッピングセンターで手軽に健康をチェックできるサービスを定期的に提供する。こうした健康チェックサービスを定期巡回で提供する試みは、鉄道会社として初という。

 このサービスでは、日頃健康をチェックする機会の少ない主婦やアルバイト従事者、自営業者などの健康管理を支援し、「住んでもらえる、選んでもらえる沿線づくり」を目指すという。ケアプロは予防・在宅医療事業を手掛ける企業で、セルフ健康チェックサービスで知られる。

 キャラバンは3月3日に京王線・府中駅から始動。「ちょっと立ち寄り、ちゃんと健康」をコンセプトに、短時間で健康をチェックできるようにする。検査項目は、各500円(税別)から検査できる骨チェック(骨粗しょう症)や血管年齢(動脈硬化)、肺年齢(慢性閉塞性肺疾患:COPD)などのほか、複数の検査を組み合わせたセットメニューがある。検査方法や検査器具の扱い、検査結果を踏まえた日常生活のアドバイスなどについては、常駐するスタッフがサポートする。

 この他、京王沿線では初となる検体測定室「京王ケアプロ高幡不動店」を、2015年3月27日に京王高幡ショッピングセンター内に開設する。常設店舗で、ヘルスケアキャラバンでの提供メニューの他、血糖値や善玉・悪玉コレステロールなども検査できる。検体測定室は2014年4月に厚生労働省が発表した「検体測定室ガイドライン」に基づくもので、利用者による採血・消毒などを条件とした、医療行為に該当しない施設である。