調印式の様子(2015 年 2 月 16 日、慶應義塾大学三田キャンパスにて)。左から、協定書を手にする緑川克美理研光量子工学研究領域長、渡辺恭良理研ライフサイエンス技術基盤研究センター長(大阪市立大学健康科学イノベーションセンター所長)、村井純慶應義塾大学環境情報学部長、姫野龍太郎理研情報基盤センター長
調印式の様子(2015 年 2 月 16 日、慶應義塾大学三田キャンパスにて)。左から、協定書を手にする緑川克美理研光量子工学研究領域長、渡辺恭良理研ライフサイエンス技術基盤研究センター長(大阪市立大学健康科学イノベーションセンター所長)、村井純慶應義塾大学環境情報学部長、姫野龍太郎理研情報基盤センター長
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 理化学研究所(理研)と慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)、大阪市立大学は、高齢者の健康増進を図り、自立支援を推進する社会の構築に向けて連携・協力することで合意し、協定を締結した。締結に至った機関は理研のライフサイエンス技術基盤研究センター、光量子工学研究領域、情報基盤センター、SFCの総合政策学部、環境情報学部、大学院政策・メディア研究科、大阪市立大学健康科学イノベーションセンター。

 本協定の目的は、先駆的な研究成果に基づく社会実装プログラムの創生と実証・実践により、健康増進と高齢者自立支援社会の構築を支援することにあるという。とりわけ、健康情報ビッグデータに関する課題解決のため、相互の人材交流、共同研究、人材育成といった連携・協力を図る。

 参画した機関は疾患の発症を予知するための早期シグナル検出技術の開発やその小型測定装置の開発、一般市民参加型の検診研究、ビッグデータ解析技術の開発、ICT(情報通信技術)基盤の構築といった実績がある。本協定の締結により、これらの活動により発展が見込めるとしている。