スマートエネルギーシステムの仕組み(出所:大林組)
スマートエネルギーシステムの仕組み(出所:大林組)
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太陽光パネルと大型蓄電池(出所:大林組)
太陽光パネルと大型蓄電池(出所:大林組)
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「見える化」の画面(出所:大林組)
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 大林組は2月16日、東京都清瀬市にある同社技術研究所に、再生可能エネルギーを最大限に活用できる「スマートエネルギーシステム」を完成させたと発表した。出力820kWの太陽光発電システム、出力500kW・容量3000kWhの大型蓄電池、出力450kWのマイクロコンバインド発電システムの3つの分散電源を導入した。太陽光発電の出力規模は、同所の通常稼働時の消費電力にほぼ匹敵する。

 これら大規模な分散電源をEMS(エネルギー管理システム)で制御する。ビッグデータなどを用いて電力需給を予測し、リアルタイムで電力需要を把握することで、時々刻々と変動する需給バランスを調整する。この結果、再生可能エネルギーを最大限に利用できるという。

 同所では、2015年の商用電力量を、2012年比で約20%(1000MWh/年)削減、CO2排出量を同比約20%(450t/年)削減する目標を掲げる。