完成後のイメージ(出所:大和ハウス工業)
完成後のイメージ(出所:大和ハウス工業)
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 大和ハウス工業の子会社である大和リース(大阪市)は1月30日、鳥取県西伯郡南部町に、出力1.24MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「DREAM Solar(ドリームソーラー)鳥取南部絹屋」を開発すると発表した。

 鳥取県から、南部町絹屋にある中小家畜試験場の旧・絹屋分場用地を借りる。敷地面積は2万3965m2となっている。

 2月に着工し、2016年7月から稼働する予定で、発電した電力は全量、中国電力に売電する計画。年間発電量は平均で約131万4405kWh、年間売電額は約4206万円を見込んでいる。

 また、移動用電源や非常用電源として活用できる電源システム「ソーラーストレージプラス」を4台、鳥取県に寄贈する。このうち2台は、南部町が所有する。

 この電源システムは、エリーパワー(東京都品川区)製の可搬式のLiイオン蓄電システム「パワーイレプラス」と、可搬式、または固定式の出力500Wの太陽光パネルで構成する。

 日中、太陽光パネルで発電した電力を、災害時や停電時には、Liイオン蓄電システムに貯め、独立型の電源システムとして活用できる。

 停電時のバックアップ電源としても利用でき、40インチの液晶テレビ1台、ノートパソコン5台、LED照明5台の使用と、携帯電話機5台の充電に同時に対応できる。

 設計・施工は大和ハウス工業、O&M(運用・保守)はダイワサービス(大阪市)が担当する。太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用する。

 初期投資額は約3.7億円、維持運営額は約1.9億円を見込んでいる。