三協立山は、マグネシウム(Mg)合金製の小さな鍛造部品の素材に使える、低コストなMg合金製の小径ビレット(円柱状の鋳物)を製造する技術について、適用可能なMg合金の種類を増やす取り組みを進めていることを明らかにした(図1)。

図1●低コストな製造技術で造ったMg合金の小径ビレットの例
2015年1月28~30日開催の「第14回 国際ナノテクノロジー総合展」のNEDOブースに展示したもの。
[画像のクリックで拡大表示]

 同製造技術は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「マグネシウム鍛造部材技術開発プロジェクト」(2006~2010年度)の一環として開発したもの。Mg合金製の小物鍛造部品の素材コストを半減できるのが最大の特徴だ。