講演の様子
講演の様子
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 米Pancreum社 CEO&FounderのGuilherme de Paula氏は、「第1回 ウェアラブル EXPO」(2015年1月14~16日、東京ビッグサイト)の特別講演に登壇。同社が開発中の“ウエアラブル人工膵臓”デバイスについて講演した。講演タイトルは「The Evolution of Wearable Diabetes Management Devices」。

 Pancreum社が開発を進めているのは、糖尿病患者のインスリン療法を支援する、スマートフォン連携型のウエアラブルデバイスである。マイコンやBluetoothモジュールを搭載した「CoreMD」と呼ぶ中核部品に(1)血糖値モニタリング、(2)血糖値を下げるためのインスリン投与、(3)血糖値を上げるためのグルカゴン投与、の役割をそれぞれ持つ3つのモジュール(Wedges)を接続して使う。3つのモジュールすべてを接続すると、小型の円盤形状をした“人工膵臓”になる。直径は5cmほど、厚さは1cmほどだ。その動作はスマートフォンで制御できる。