製品安全の第三者認証機関である米UL(Underwriters Laboratories)社は、ウエアラブル製品の安全保証に向けた包括的サービスの提供を始める(関連サイト)。製品検証やアドバイザリー、試験、リスク低減、相互接続性、世界各国の認証取得などを網羅したサービスである。ウエアラブル製品の市場投入期間を短縮するとともに、安全で信頼性の高い製品を供給することを支援するという。

 ウエアラブル製品の市場拡大が見込まれる中、その「部品や素材に適用される評価や試験の内容を理解することが欠かせない」(UL社)。ウエアラブル製品の多くは長時間にわたって皮膚に接触したり、個人情報の送受信に無線技術を使ったりする。そこで、事前に安全性試験を実施することで「炎症や人体に危害を及ぼす恐れのある電磁波への曝露から利用者を守れる。適切な試験を受けていないと、製品のリコールや返品などの事態に陥りかねない」(UL社)。