写真1●GHSマークのデザイン。左がバーチカルタイプ、右がホリゾンタルタイプ
写真1●GHSマークのデザイン。左がバーチカルタイプ、右がホリゾンタルタイプ
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写真2●適合宣言の手順のイメージ
写真2●適合宣言の手順のイメージ
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 一般社団法人ヘルスソフトウェア推進協議会(GHS)が、「ヘルスソフトウェア」(個人の健康管理・維持・向上目的または、医療の提供に使用されることを意図したソフトウエア)の製造・販売事業者に対するGHS開発ガイドライン適合宣言書の登録受付を、2015年1月20日に開始した(リリース:PDF)。

 GHS開発ガイドラインは、利用者に安全なソフトウエアやサービスを提供することを目的に、ヘルスソフトウェアの開発者や事業者、新規参入者が適用するもの。「リスクマネジメント」「品質マネジメント」「ヘルスソフトウェアの製品安全」「ソフトウェアライフサイクルプロセス」という4つの要求事項から構成されており、対応する項目の数に応じてLevel-1~3に分類される。なお、安全性の観点から、リスクマネジメント要求はすべてのレベルで必要となる。

 今回、このガイドラインに準拠して開発されたソフトウエアであることを自己宣言して適合宣言書を登録することで、GHSマークが付与されるようになった。利用者は製品の表示マーク、またはGHSのホームページで、その製品がガイドラインに適合しているかを確認できる。

 付与されるGHSマークは、大空を羽ばたく鳥と女性の手のひらのモチーフを重ね合わせたデザインを採用(写真1)。登録製品が人々の健康へ有益なものであることを伝えるようにイメージされている。

 適合宣誓書の登録申請には、「GHS適合宣言登録申請書」「GHS開発ガイドライン適合宣言書」「GHS適合報告書(開発時に作成したチェックリストの表紙)」の提出が必要となる(写真2)。各書類の書式は、GHSのホームページからダウンロード可能だ。

 1件あたりの登録手数料および更新料は、Level-1/Level-2がともに2万円、Level-3がともに3万円(いずれも税別)。使用期限はマークの使用許可証が発行された日から翌年同月末までで、その後は1年単位の自動延長となる。