ノルウェーのRenewable Energy社(REC)は1月16日、臨時株主総会において、太陽光パネル事業を、ノルウェーElkem社グループに売却することが承認されたと発表した。

 RECの太陽光パネル事業は、欧州メーカーでは最大規模だとしている。2015年3月上旬に、売却を完了する予定。

 中国Bluestar Elkem Investment社が、RECの太陽光パネル事業会社であるREC Solar Holdings、REC Solarのすべての資産と負債を、43億4000万ノルウェークローネ(約672億円)で取得する。

 Bluestar Elkem Investment社は、中国の大手化学企業のBluestarの傘下の投資法人で、香港に拠点を置く。

 Elkem社グループは、2011年に、中国藍星集団(China National Bluestar)グループの傘下に入った。中国藍星集団は、中国化工集団(ChemChina)と米国の投資会社であるBlackstone社の合弁会社である。

 買収後も、シンガポールの生産拠点での製造をはじめ、従来通りに事業を推進していくとする。また、Elkem社グループのシリコン生産事業との相乗効果があると強調している。