米国の大手太陽光パネルメーカーのファーストソーラーは1月19日、納入済みの自社の太陽光パネルの合計出力が10GWに達したと発表した。薄膜系太陽光パネルメーカーとしては、業界初としている。

 ファーストソーラーは、1999年に設立、2002年に太陽光パネルの出荷を開始して以降、メガソーラー(大規模太陽光発電所)、出力が数kW規模のミニグリッド、屋根設置型の発電システムまで、幅広い用途に出荷してきた。

 出荷済みの太陽光パネルの長辺の総延長は地球3周分、年間合計発電量は1万4000GWhとなり、米ワシントンDCの消費電力を賄うのに十分な量になるという。

 同社は、EPC(設計・調達・施工)サービスでも、2014年には世界第1位になったとしている。米国で出力550MWの「Topaz Solar Farm」、同290MWの「Agua Caliente」、チリで同141MWの「Luz del Norte」などのEPCサービスを担当した。

■変更履歴
公開当初、EPCサービスの2014年の世界ランキングの順位を誤記していました。第1位の誤りです。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2015/01/21 14:45]