米国の調査会社のNavigant Research社は12月22日、マイクログリッド関連技術の市場予測を発表した。2023年には1550億米ドル以上になる見通し。

 太陽光発電や風力発電、燃料電池、ディーゼル発電、天然ガス発電、スマートインバーター(マイクロインバーター)、先進エネルギー貯蔵などを対象とする。

 Navigant Research社によると、マイクログリッド関連市場は、基幹電力網の停電時に独立して運用する目的のほか、より多くの分散型電源を導入するための技術の確立の観点から、全世界のエネルギー関連市場における成長分野となっている。

 マイクログリッド関連市場の拡大には、新たなビジネスモデルの進化が欠かせないとしている。マイクログリッドを構成する要素技術への需要は、今後数年間で急速に成長するとしている。

 スマートビルディング、デマンドレスポンス(需要応答)、変電所の自動制御、スマートメーター、関連サービスなども成長のカギを握る。