左が杉本氏、右が五十嵐氏
左が杉本氏、右が五十嵐氏
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 ホンダは、米Google社の車載情報端末とスマートフォン(スマホ)を連携するプラットフォーム「Android Auto」や、米Apple社の「CarPlay」の採用にいち早く動いた。2015年には、Android Autoに対応した車両を発売する予定である。その狙いを、シリコンバレーに拠点を構えるHonda R&D Americas社Sillicon Valley Lab(HSVL)の五十嵐亮治氏(Division Director, Chief Engineer)と、杉本直樹氏(Senior Program Director)に聞いた。

――なぜ採用するのか。

五十嵐氏 (スマホのカーナビサービスを)求める顧客がいるからだ。スマホナビを使うため、例えば片手でスマホを持ちながら運転する人がいる。気持ちは分かるが、とても危険だ。Android Autoなどに対応した車載器を搭載した車両に乗れば、そんな危険なことをしなくともスマホナビを安全に使える。ステアリングに専用のスイッチを設け、スマホナビを操作できる機能などを用意する。

杉本氏 Androi Autoの採用を世界で最初に決めたのは我々である。Android開発の責任者だったAndy Rubin氏と、Android Autoの開発前から話していた。