国内に設置されたハンファQセルズの太陽光パネル(出所:日経BP)
国内に設置されたハンファQセルズの太陽光パネル(出所:日経BP)
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 ハンファQセルズジャパン(東京都港区)は12月9日、ハンファグループ(韓国・ソウル)傘下のハンファQセルズ(ドイツ・タールハイム)とハンファソーラーワン(中国・上海、NASDAQ:HSOL)の両社が、合併に正式合意したと発表した。

 「合併により、3.28GWの太陽電池セル(発電素子)の生産能力を保有する、世界1位の太陽電池メーカーが誕生する」としている。

 合併による規模拡大によって、調達・生産・販売などでコスト競争力が高まり、太陽光の幅広い分野での展開を加速し、また、財務基盤の強化により、ナスダック上場企業として市場での高い資金調達力も確保できるとしている。

 ハンファQセルズのチャールズ・キムCEO(最高経営責任者)は「合併により、規模拡大と太陽光ビジネスの重要市場に参入するための事業基盤を獲得できる」などと述べた。また、ハンファソーラーワンのナム・ソンウCEOは、「合併により、EPC(設計・調達・施工)、プロジェクトファイナンスなど、ダウンストリーム分野の専門性をグローバルに展開できる」などと述べた。

 統合手続きの完了は2015年2月を予定しており、新法人の代表には現ハンファソーラーワンのナム・ソンウCEOが就任する。本社は、ドイツ・タールハイムと韓国・ソウルの2カ所体制とする。