出力約6MWのメガソーラー「三井不動産大牟田太陽光発電所」(出所:三井不動産)
出力約6MWのメガソーラー「三井不動産大牟田太陽光発電所」(出所:三井不動産)
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福岡県の南西部に立地する(出所:三井不動産)
福岡県の南西部に立地する(出所:三井不動産)
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 三井不動産は12月1日、福岡県大牟田市に建設した、出力約6MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「三井不動産大牟田太陽光発電所」が竣工し、九州電力への売電を開始したと発表した。

 同社は、三井グループの企業が保有する遊休地に、出力規模の大きなメガソーラーを建設して発電事業に取り組んでおり、今回は、三井金属鉱業の保有地に建設した。

 敷地面積は約7.4haで、年間発電量は、一般家庭約1800世帯分の消費電力に相当する、約670万kWを見込んでいる。

 設計・施工は、東光電気工事が担当した。O&M(運用・保守)も東光電気工事が担う。太陽光パネルは東芝製を採用した。

 今回の「三井不動産大牟田太陽光発電所」の発電開始によって、三井不動産が計画済みのすべてのメガソーラーが稼働した。

 すでに稼働済みだった4カ所は、山口県山陽小野田市の太平洋セメントの所有地の出力約13MW(メガソーラー探訪の関連記事1)、大分県大分市の三井造船の所有地の同約17MW(同関連記事2)、北海道苫小牧市の電気化学工業と日本ゼオンの所有地の約23MW、青森県八戸市の古河電気工業の所有地の約8MW。

 5カ所の合計出力は約68MWとなった。大分市のメガソーラーでは、出力約4MWの増設分が、2015年1月に稼働を開始する予定で、これを含めると5カ所のメガソーラーの合計出力は約72MW、年間発電量は、一般家庭の約2万1000世帯の消費電力量に相当する、約7600万kWhとなる見込み。