低圧電力買取サービスのイメージ（出所：SBパワー）
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ソフトバンクグループで電力小売事業を行うSB パワー（東京都港区）は、2014 年12 月1 日から、電力買取サービスを開始すると発表した。買い取りを実施する地域は、関東エリアから1 万棟をめどに開始し、順次拡大する予定。
買い取りの対象となるのは、出力50kW 未満の低圧連系する太陽光発電設備で、固定価格買取制度（FIT）の買取価格（調達価格）が、2012 年度（40円／kWh・税抜）または2013 年度（36円／kWh・税抜）の適用を受けているもの。FITで定めている買取価格に1 円／kWhを上乗せした金額で買い取る。
買取サービスを申し込むと、従来の契約先である電気事業者からSB パワーに売電先を切り替える。SB パワーは、「低圧電力買取サービスを通じて再生可能エネルギー由来の電力流通を促進し、再エネの普及を推進する」としている。
住宅太陽光発電設備など低圧連系した太陽光発電設備の買取サービスは、すでに複数の企業が参入を表明している。住宅設備設計のエプコは、「住宅太陽光アグリゲータ事業」と名付けて、住宅設置の太陽光発電設備の余剰電力を買い取るのに対し、電力サービスのエナリスは、10kW未満に加え、10kW以上の全量買取案件も対象にしている。
SBパワーは、エナリス同様、10kW未満の余剰買取案件と10kW以上の全量買取案件の両方を買い取りの対象にしている。ただ、余剰買取の場合は税抜価格、全量買取の場合は税込価格で買い取るとしている。
