完成時の鳥瞰イメージ(出所:NTTファシリティーズ)
完成時の鳥瞰イメージ(出所:NTTファシリティーズ)
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東屋、遊歩道、駐車場の完成イメージ(出所:NTTファシリティーズ)
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 岩手県奥州市とNTTファシリティーズは11月18日、奥州市前沢区にある「奥州万年の森公園」内に出力約15MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)を設置・運営する事業に関し、基本協定を締結した。

 奥州市による「奥州万年の森公園大規模太陽光発電施設設置・運営事業者公募」において、2014年8月11日に優先交渉者としてNTTファシリティーズが選定された。基本協定を締結することで、事業の実施に向けた協力関係を強化し、事業検討を加速させる。2015年1月に着工し、2016年10月の発電開始を目指す。

 太陽光パネルはサンテックパワー製、パワーコンディショナー(PCS)は日立製作所製、架台はNTTファシリティーズ製の設置を想定している。年間の発電量は1万4640MWh (一般家庭約4000世帯分の消費電力に相当)を見込んでいる。

 景観や地域環境への配慮が特徴で、東屋、遊歩道、見学用の高台を設置する。また、PCSの一部に自立運転機能付きタイプ(定格出力10kW)を採用するとともに、蓄電池システムを設置する。停電時に自立運転に切り替えて、蓄電池に充電することで、雨天や夜間でも非常用電源として利用できるようにする。