オフグリッド太陽光発電システム向けの電源切換装置「NR-PC1000」(出所:ネクストエナジー・アンド・リソース)
オフグリッド太陽光発電システム向けの電源切換装置「NR-PC1000」(出所:ネクストエナジー・アンド・リソース)
[画像のクリックで拡大表示]

 再生可能エネルギー関連の事業を展開するネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)は、オフグリッド(独立蓄電型)太陽光発電システムと電力系統(商用電源)を自動的に切り換える電源切換器を2014年12月1日に発売すると発表した。

 オフグリッド太陽光発電システムに搭載した太陽光発電と蓄電池システムからの電力供給が不足した場合、電源を自動的に電力系統に切り替えることで、電化製品を継続して使用できる。内蔵リレーにおいて2つの交流100V回路を、自動で切り換える機能を持つ。切り替え時間は約15mSという。

 従来のオフグリッド太陽光発電システムは、電力系統と連系していないため、天候や季節によって発電量や蓄電量が不足した場合、使用時間などが制限されることがある。使用時間を長くするためには蓄電池や太陽光パネルの増設が必要となり、システムが大型化し、設置コストが上がるという課題があった。電力系統とも連系し、自動電源切替器を導入することにより、こうした問題点を解決し、発電・蓄電量の不足に伴う使用制限が解消すると同時に、システム規模を抑えることでコスト削減が可能になるとしている。

 コンセントプラグでの接続なので、一般消費者でも簡易に取り付けられる。電気用品安全法(PSE法)に適合している。価格は、税込みで2万9700円。