北陸電力における軽負荷期の休日昼間需要と接続申し込み量の比較(※北陸3県には、北陸電力の供給区域外も含む、出所:北陸電力)
北陸電力における軽負荷期の休日昼間需要と接続申し込み量の比較(※北陸3県には、北陸電力の供給区域外も含む、出所:北陸電力)
[画像のクリックで拡大表示]

 北陸電力は11月12日に、同社ホームページ上で、再生可能エネルギー設備の接続申し込み状況を公開し、週1回、最新の情報に更新すると発表した。同社は、再エネ設備の接続申し込みの回答を保留していないものの、10月22に「太陽光発電設備の導入が急増しており、当社水力発電設備などを含めた供給力が、電力需要の少ない時期の需要を将来的に上回ることが予想される」と発表し、再エネ事業者に注意を促していた。

 公開するのは、再エネ発電の種別(太陽光、水力、バイオマス、地熱、地域間連系線を活用しない風力)ごとについて、(1)接続検討申込み量、(2)接続契約(系統連系)申込み量、(3)接続済み(系統連系済み)設備量――の最新データ、北陸3県(富山、石川、福井)の設備認定量の月別推移など。

 11月19日に公開した最新情報(11月14日時点)によると、再エネ設備の接続検討申し込み量は48万kW(うち太陽光41万kW)、接続契約申し込み量は22万kW(うち太陽光21万kW)、接続済み設備量50万kW(うち太陽光32万kW)となり、これに自流式水力の設備量132万kWを加えると合計で252万kWとなり、軽負荷期の休日昼間需要(2014年)である250万kWを初めて超えた。