三井化学との業務提携による三重銀銀行の顧客サポートの概要
三井化学との業務提携による三重銀銀行の顧客サポートの概要
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 三重銀行は11月19日、三井化学と太陽光発電のコンサルティングに関して業務提携したと発表した。太陽光発電事業を手掛ける三重銀行の顧客に対し、三井化学の提供する「太陽光発電所診断・コンサルティングサービス」を適用することで、太陽光発電事業に関する不安や課題を解消するのが目的。東海地区の金融機関が三井化学と提携し、「太陽光発電所診断・コンサルティングサービス」を提供するのは、初めてという。

 三重銀行は、「太陽光発電事業の参入が増加している日本国内では、太陽光発電先進国の欧州と同様、設置前のパネルの品質評価、運用時の不具合早期発見への需要が高まる」と予想している。三井化学との提携により、太陽光発電事業の計画段階や検収段階の顧客、既に稼働している顧客、既存の太陽光発電設備の購入を検討している顧客など、さまざまな顧客のステージに合わせ、三井化学を通じて適切なコンサルティングサービスを提供できるようになるとしている。

 三井化学の「太陽光発電所診断・コンサルティングサービス」の概要は、以下の3つ。(1)「太陽光パネル診断」では、パネル選定時や設置前の品質、信頼性評価を実施、(2)「太陽光発電所診断」では、運用時の発電性能評価、不良パネルの検出、発電所転売時の資産価値評価を実施、(3)「コンサルティングサービス」では、発電所の計画・検収における支援、第三者評価レポートの発行――などを実施している。