Suiren(睡蓮)システムの室内部と液浸冷却用PEZY-SCモジュール(写真:ExaScalerとPEZY Computing)
Suiren(睡蓮)システムの室内部と液浸冷却用PEZY-SCモジュール(写真:ExaScalerとPEZY Computing)
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Suiren(睡蓮)システムの室外部(チラー+熱交換器)(写真:ExaScalerとPEZY Computing)
Suiren(睡蓮)システムの室外部(チラー+熱交換器)(写真:ExaScalerとPEZY Computing)
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 新しい冷却技術を持つExaScaler(本社東京)とメニーコアプロセッサー技術を開発しているPEZY Computing(本社東京)は、演算性能が最大395TFLOPSのスーパーコンピューター(スパコン)を開発、高エネルギー加速器研究機構(KEK)が2014年11月から「Suiren(睡蓮)」として稼働を始めた。

 このスパコンは、PEZYが独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成を受けて開発した1024コアのプロセッサー「PEZY-SC」を256個搭載する。同プロセッサーの単精度浮動小数点演算性能は3.0TFLOPS、倍精度浮動小数点演算性能は1.5TFLOPSである。これらのプロセッサーは、32枚のボードに搭載されて、4基のラックに分けて実装されている。