建設業の高山工務店(山形県米沢市)は10月31日、山形県東置賜郡高畠町に建設した、出力1.147MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「露藤発電所」が稼働を開始したと発表した。
敷地面積は1万5076.56m2で、年間発電量は約133万1100kWを見込んでいる。
架台の調整によって、太陽光パネルの設置角を変えられる可動式を採用した。年間を通じて6回、パネルの設置角を変える計画だ。
積雪の多い12月から3月の間はパネルを垂直に立てて雪が積もるのを防ぐ。3月から4月には南向きに45度、4月から5月には南向きに20度、夏至を挟んだ5月から8月の間は北向きに10度、8月から9月には南向きに20度、9月から12月には南向きに45度にする。
同社では、こうしたパネルの設置角の変更によって、年間で1割以上発電量を伸ばせることを確認しているという。1MWのメガソーラーの場合、4人が1日ですべてのパネルの設置角を変更できるという。
太陽光パネルは、SIソーラー製(製造元は台湾AU Optronics社)を約4500枚、設置した。パワーコンディショナー(PCS)は、ドイツSMAソーラーテクノロジー製を採用した。