日新電機は10月16日、集電箱が担う直流集電機能を内蔵した、業界初の屋外設置型の出力250kWのパワーコンディショナー(PCS)を開発したと発表した(図1)。11月1日に発売する。
出力規模の大きい太陽光発電所では、太陽光パネルを直列に十数枚、接続したストリングの単位で、接続箱に電力を送電した後、複数の接続箱から集電箱に電力を集め、PCSに一括で送電する。
今回のPCSは、この集電箱の機能をPCSに内蔵することで、集電箱の購入や設置、メンテナンスに要するコストや手間を削減できる(図2)。
日新電機はこれまで、屋外設置型の出力500kW機、屋内設置型の250kW機で、オプションとして直流集電機能の内蔵に対応してきた。