IBCとデネブは国内太陽光プロジェクトで提携している(出所:デネブ)
IBCとデネブは国内太陽光プロジェクトで提携している(出所:デネブ)
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 ドイツのIBC SOLARとデネブ再生可能エネルギーは10月14日、栃木県大田原市で、1.6MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を完了したと発表した。9月24日に電力系統に連系し、26日に同発電所の所有者である不動産会社に引き渡された。IBC SOLARにとって、日本で初めて営業運転したメガソーラーになる。

 IBC SOLARは、世界各地で太陽光発電所の開発、実装、販売を行っているグローバル企業。デネブ再生可能エネルギーは、日本で太陽光発電プロジェクトの開発などに手掛ける。大田原市の案件では、デネブが開発からサプライヤーの選定、投資家のマネジメントを担当し、IBC SOLARが設計、調達などを担った。

 太陽光パネルはIBC SOLAR製を6498枚、パワーコンディショナー(PCS)はABB製の630kW機と1875kW機を各1台設置した。架台は独シュレッター製を採用した。1000V仕様で設計した。年間に210万kWhの発電量を見込む。