稼働した「小清水太陽光発電所」(出所:双日)
稼働した「小清水太陽光発電所」(出所:双日)
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 双日は10月2日、北海道斜里郡小清水町に出力9.14MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「小清水太陽光発電所」の商業運転を開始したと発表した。同社子会社である「未来創電斜里小清水」(北海道斜里郡小清水町)が発電事業者となる。同社が国内で展開するメガソーラーで運開したものはこれが初めて。

 2014年9月30日に完工し、10月2日竣工式を開催した。合計出力9.14MWの太陽光パネルを設置した。定格出力7MWのパワーコンディショナー(PCS)を設置し、電力系統に送電する。一般家庭約2800世帯分の消費量に相当する発電量を見込み、北海道電力に売電する。設計・施工監理は、日揮プラントイノベーションが担当した。

 同社は、ドイツで出力24MWのメガソーラーを展開しているほか、国内では今回竣工した小清水町のサイトを含め4カ所でメガソーラー事業を進めている。小清水町のほか青森県上北郡六ヶ所村、愛知県知多郡、熊本県球磨郡の4カ所で、プロジェクト総事業費約350億円、パネル容量合計106MWの規模になる。