京セラコミュニケーションシステムのIP告知システム
京セラコミュニケーションシステムのIP告知システム
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 京セラと京セラコミュニケーションシステム、京セラ丸善システムインテグレーションは、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)の拠点の1つとして2014年9月27日に開所した「まちの健康研究所『あ・し・た』」において、予防医療介護支援に向けたICTソリューションの展示を始めた(リリース)。

 まちの健康研究所「あ・し・た」は、ヘルスケア イノベーション プロジェクト(HIP)が主導する、健康な毎日を支える「あるく」「しゃべる」「たべる」を軸とした社会参加型の健康づくり拠点(関連記事)。京セラグループは、この拠点が3つのテーマに掲げる「健康増進・虚弱予防」「在宅ケア」「社会インフラ」をICTで解決する予防医療介護ソリューションの開発にかねて取り組んできた。

 今回は「あ・し・た」に協賛し、その第1弾として京セラコミュニケーションシステムのIP告知システムを用いた健康管理システムを出展した。同システムでは、受話器付きタッチパネル端末を介して地域の情報を共有できる。文字や画像によるお知らせ配信や音声の一斉配信、IP電話などの機能を備える。これを通じ、在宅ケア利用者や高齢者の健康管理だけでなく、家族や社会、看護/介護事業者とのつながりづくりや社会参加を提案する。

 予防医療向け機器などの展示も計画中だ。テレビ電話や携帯端末によるデモ体験を通じ、在宅ケア利用者や高齢者が気軽に健康管理や社会参加ができる機会を提案する。今後も、京セラの端末機器開発のノウハウや、京セラコミュニケーションシステムおよび京セラ丸善システムインテグレーションの情報解析技術など、グループ間シナジーを生かして、超高齢化社会を支える取り組みを推進するとしている。