温湿度センサーのデモの様子
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光センサーもヘルスケアに応用
光センサーもヘルスケアに応用
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 アルプス電気は、2014年9月18日~19日に開催したプライベート展「ALPS SHOW 2014」(東京都大田区)において、同社製センサーのヘルスケアへの応用を多数提案した。周辺環境をモニタリングし、身体への悪影響を事前にアラートするような使い方だ。

 熱中症のアラームという用途で提案したのが、温湿度センサー。コンデンサーの誘電率が温度に応じて変化することを利用し、温度を検出する。温度の検出値で補正することで、湿度も精度良く測れるという。現在は据え置き型の白物家電などの用途が中心だが、ウエアラブル型のヘルスケア機器などでの採用を狙う考え。従来の2.0mm×2.0mmサイズを、1.3mm×1.0mmに小型化したパッケージを参考出展した。

 任意の波長を分離・検出できる特徴を生かし、ヘルスケア向けに提案したのが光センサーだ。日焼けや皮膚がんの対策では紫外線(UV/B)の波長280~320nm、脈拍検出には500~570nm、液晶ディスプレーなどのブルーライト検知では430~470nmの光を分離し、検出するといった使い方を想定する。3種類の波長帯に対応する光センサーを1パッケージに封止した「3 in 1光センサ」や、緑色LEDと光センサー、アンプ回路を内蔵した「ハートレート(脈拍)センサ」を出展した。