シャープのデバイスビジネスグループが、中国・深センで開催した商談会(関連記事)では、「Smart (personal) world」「Automobile world」「Home appliance world」「Medical world」「Infrastructure world」の5分野の電子部品、および「1型から100型までをカバーする」とうたうタッチパネルを紹介するエリアで、それぞれの製品・技術を紹介した。以下、シャープが今後、中国で展開する中身を見ていく。

中国市場、5分野を攻める

 同社 専務執行役員の方志教和氏が講演で示した上述の5分野の製品群、および小型から大型までをカバーするタッチパネルを武器に、中国市場でのビジネスを展開していく(図1)。現在は、スマートフォーン用パネルを要する「Smart (personal) world」が中心であるが、今後は他の4分野の事業を拡大していく戦略である。

図1 シャープ 専務執行役員の方志教和氏が講演で示した5分野
同社は、これらに使われる電子部品を中心に、中国でのビジネス展開を進める。方志氏の講演資料から。
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