栃木県那須烏山市に建設するメガソーラー(出所:ケン・コーポレーション)
栃木県那須烏山市に建設するメガソーラー(出所:ケン・コーポレーション)
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 九電工は9月8日、2015年3月期の連結純利益の予想を56億円から76億円に上方修正し、前期比2.1倍の76億円になりそうだと発表した。メガソーラー(大規模太陽光発電所)の施工受注や、首都圏などでの工事受注が計画を上回ることが理由としている。純利益は過去最高となる見通しだ。

 売上高の予想は、3000億円を3030億円に、営業利益の予想は、100億円を132億円に、経常利益の予測は107億円を140億円にそれぞれ引き上げた。上方修正の結果、売上高は前期比8%増、営業利益は同85%増を見込む。施工・品質・コスト面の社内管理を一元化して、徹底した原価低減を推し進めたことで、工事採算性が向上したという。

 同社は、メガソーラーのEPC(設計・調達・施工)サービスの受注では、全国的にトップクラスの実績を持ち、九州地域だけでなく、全国で受注を積み重ねている。九州では、佐賀県武雄市のサイトを手始めに、北九州市若松区響町などのメガソーラーのEPCを担当したほか、九州以外でも、ケン・コーポレーション(東京都港区)が栃木県那須烏山市に建設する、出力28.8MW のメガソーラーなどのEPCを担当している。