Edisonの外観
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搭載する部品
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アプリ開発環境の概要
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Edisonのソフトウエアスタック
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 米Intel社は、IoT(Internet of things)を狙うx86アーキテクチャーの超小型コンピュータ-「Edison」を発売した。2014年9月9日から開催中のイベント「Intel Developer Forum 2014」に合わせて、約50米ドルで販売を始める。日本では10月から主にリテール向けに提供する予定である。

 Edisonは、Intelが2014年1月の「2014 International CES」の基調講演で発表したもの(関連記事)。当初は、SDメモリーカード形状の試作品を公開していたが、最終的な製品はSDメモリーカード形状とはならず、やや大きい25mm×35.5mm×3.9mmとなった。「どうしてもI/Oの数を増やす必要があり、SDカードより少し大きくなった」(同社日本法人のインテル IoT ソリューション事業開発部 事業開発マネージャーのDavid Ford氏)という。

ロボットやドローン、ウェアラブルなどへ向ける

 IntelがEdisonのユースケースとして考えているのは次の4つ。(1)個人でものづくりを行う、いわゆる「メイカーズ」、(2)ハードウエアを使う事業を検討している起業家、(3)消費者向けのIoT端末、(4)ライトな産業向けIoT、である。例えば、ロボットやドローン、監視カメラなどだ。使用温度範囲は0~+40度のため、本格的な産業用途では難しいが、温度範囲への要求が厳しくない(4)のような用途も想定している。