傾斜の有無などによる発電量の差を比較できる(出所:植松建興)
傾斜の有無などによる発電量の差を比較できる(出所:植松建興)
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 総合建築業の植松建興(静岡県沼津市)は9月4日、太陽光パネルメーカー8社のパネルの発電状況を比較できる「第2展示場」を開設したと発表した。出力は65.7kW。

 植松建興は2013年2月に、パネルメーカー7社、出力38.2kWの発電システムの発電状況を比較できる「第1展示場」を開設した。

 今回の第2展示場を加えたことで、15社、合計約100kWの発電システムを比較できる場となり、比較展示場としては、国内最大級だとしている。

 いずれの展示場でも、金属製の屋根材を製造している自社工場の屋根の上に、太陽光パネルを設置した。屋根の上で太陽光パネルを見ることができるほか、リアルタイムで発電量を比較できる展示室を備える。

 第2展示場は、設置環境の比較を目的とし、傾斜がある屋根、傾斜がない屋根の両方に、同じメーカーの太陽光パネルを同じ容量で設置して、発電量を比較したり、換気機能付きの金具の有無による差を比べる。

 設置した太陽光パネルは、中国インリーグリーンエナジー製、中国・無錫サンテックパワー製、米サンパワー製、シャープ製、スマートパワー(中国テルサンソーラー製)、東芝製、ドイツ・ハンファQセルズ製、フジプレアム製。

 第1展示場では、異なる種類の太陽光パネルを同じ容量、同じ条件下で設置し、発電量の違いを検証している。設置した太陽光パネルは、カナディアン・ソーラー製、カネカ製、京セラ製、ソーラーフロンティア製、長州産業製、パナソニック製、三菱電機製。