関西国際空港で稼働するメガソーラー(出所:ソーラーフロンティア)
関西国際空港で稼働するメガソーラー(出所:ソーラーフロンティア)
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 大阪府泉佐野市は8月26日、民間企業とともに新電力(PPS)を設立し、市内の公共施設に電力を販売する計画を公表した。一般財団法人「泉佐野電力(仮称)」を設立し、同市にある関西国際空港で稼働するメガソーラー(大規模太陽光発電所)から電力を調達し、2015年4月から市内の公共施設に電力を供給する計画だ。

 新電力設立に必要な出資金214万5000円を9月の補正予算に盛り込んだ。市が3分の2、民間企業が3分の1を出資する。補正予算が議会を通過すれば、今秋にも共同出資する企業を公募する。出資する民間企業は、電力小売りのノウハウのある新電力会社を想定する。新電力に切り替えることで、年間約1000万円の電気料金の削減を見込む。