モンティージョに建設した出力13.3MWのメガソーラー(出所:ハンファQセルズ)
モンティージョに建設した出力13.3MWのメガソーラー(出所:ハンファQセルズ)
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 太陽光パネルメーカーのハンファQセルズは8月、ポルトガルにおいて、出力13.3MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の建設を完了したと発表した。

 メガソーラーは、リスボンの南東にあるモンティージョ(Montijo)に立地する。ハンファQセルズにとって、ポルトガルでEPC(設計・調達・施工)サービスを担当した初のメガソーラーとなった。同社製の太陽光パネル約5万1000枚を設置した。

 稼働後の年間発電量は、現地の一般家庭5475世帯分の電力消費量に相当する、約4000kWhを見込んでいる。

 施工期間は、連系や試運転を含めて5週間以内に収めたと強調している。ハンファQセルズのEPCサービスでは、1MWあたりの施工に要する期間を、2009年時点の3.9日から、1日以内に短縮したとしている。

 施工期間を短くすることで、施工コストの削減、歩留まりの向上、早期の連系によって、発電事業者は投資回収期間を短縮し、投資収益率(ROI)を向上できるとしている。

 ハンファQセルズによると、同社が太陽光パネルを納入した出力1MW以上の太陽光発電所は、合計出力600MW分以上に達している。