TORNEO ROBO
TORNEO ROBOの外観
本体色はVC-RCX1はグランホワイト、VC-RVD1はグランホワイト、グランレッド、メタリックグレー、VC-RV1はメタリックグレーを用意する(写真:東芝)

 東芝ライフスタイルは、赤外線センサーや超音波センサーなど合計27個のセンサーを搭載したロボット掃除機「TORNEO ROBO(トルネオ ロボ)」3機種を2014年9月下旬から順次発売する(発表資料)。室内の障害物や壁などの位置を正確に検知し、70以上の行動パターンから適したものを選んで掃除することで、ゴミの取り残しを減らす。

 超音波センサーでは、前方の障害物・壁・家具を検知する。赤外線センサーでは検知しにくいガラスや黒っぽい色の家具・壁なども検知できる。また、本体側面に搭載した赤外線センサーを使って壁との距離をほぼ一定の2cm以下に保ち、壁際のゴミを取り除く。他にも、センサーにより、7cm以上の段差を回避して本体の落下を防止する機能や、走行距離を推定する機能などを実現した。

ブラシ
毛の長い「サイドアームブラシ」でコーナーのゴミを取る様子
(写真:東芝)
 また、壁際やコーナー、家具の周りなどのゴミがよく取れるように、本体前面の左右に設けたブラシの毛を従来機種より24mm長くした。ブラシの回転軸も本体底面の外周近くに配置することで、壁際にもブラシが届きやすくなる。ゴミがたまりがちな部屋の隅では約3秒間停止して、本体を左右に動かし、入念に掃除する。ブラシは、通常は本体外周より出っ張っているが、障害物に当ると引っ込む。

 本体底面の回転ブラシは、床面に沿って上下に動くようにした。カーペットや敷居、ホットカーペットのコントローラーなどの段差に当った場合、ブラシが本体内部に引っ込むため、引っ掛かりにくくなる。さらに、本体底面から床面までを約15mmに設定して、障害物を乗り越えやすくした。高さ20mmまでの段差を乗り越えられるという。ブラシにはキャニスター型掃除機と同じ毛ブラシを採用。集塵のためのファンモーターは1万2500回転/分であり、強い吸引力を発揮できるとする。