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南国殖産、メガソーラー建設に先駆け「環境配慮取組計画書」公開、みずほ銀行の環境配慮型融資活用

金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
2014/08/20 13:52
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「入来発電所」の事業計画地(出所:入来発電所 環境配慮取組計画書)
「入来発電所」の事業計画地(出所:入来発電所 環境配慮取組計画書)
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「頴娃発電所」の事業計画地(出所:頴娃発電所 環境配慮取組計画書)
「頴娃発電所」の事業計画地(出所:頴娃発電所 環境配慮取組計画書)
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 九州・鹿児島県を地盤とした総合商社、南国殖産(鹿児島市)は7月31日に、鹿児島県内に建設を予定している「入来発電所」と「頴娃発電所」に関する「環境配慮取組計画書」を同社ホームページで公開した。

 2つの発電所は、薩摩川内市入来町と南九州市頴娃町に建設する各約1MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)で、同社が出資する「九州おひさま発電」が発電事業者となる。九州おひさま発電は、これまでにも複数のメガソーラーを建設した実績があるが、「環境配慮取組計画書」を作成・公開したのは今回が初めてとなる。

 「入来発電所」と「頴娃発電所」の建設にあたっては、みずほ銀行から融資を受けることになっており、環境配慮型融資を適用して金利水準を優遇する条件として、「環境配慮取組計画書」の作成・公開が求められたという。

 環境配慮取組計画書は、「事業計画の概要」「事業計画地及び周辺地域の概況」「環境配慮の検討」の3つの章から構成され、全体で50~60ページになる。2サイトの事業用地は、いずれも耕作放棄地で、田畑雑草群落となっている。例えば、事業計画地の周辺で確認されている動植物のうち「重要な種」をリストアップしており、入来発電所の場合、動物の重要な種は、哺乳類6種、鳥類31種、爬虫類1種、両生類3種、魚類22種、昆虫類70種、貝類32種、甲殻類5種としている。そして、建設後の影響に関し、「構造物は小規模なものであり、騒音の発生もごくわずかで、除草剤などの薬剤も使用しない計画であることから、重要な動物の生息、重要な植物の生育への影響は生じない」と予測している。

 また、環境配慮方針として、「敷地外周に集水マス及び側溝を設置することを計画し、ゲリラ豪雨などの集中豪雨時にも周辺の水田へ汚れた排水が流れ込まないように配慮する」「太陽光パネルを支持する架台にはコンクリート基礎を使用せず、鋼製杭で代替することで、現場からの廃棄物低減に努める」などを掲げている。

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