心拍ゾーンの表示例。腕時計でいうフェイス部分に搭載した17×11ドットのLEDマトリクス・ディスプレーに心拍数を表示する(資料:アディダス ジャパン)
心拍ゾーンの表示例。腕時計でいうフェイス部分に搭載した17×11ドットのLEDマトリクス・ディスプレーに心拍数を表示する(資料:アディダス ジャパン)
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フェイスの裏側に搭載したLED光学センサーで心拍を計測(資料:アディダス ジャパン)
フェイスの裏側に搭載したLED光学センサーで心拍を計測(資料:アディダス ジャパン)
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 アディダス ジャパンは、心拍計などを搭載し、効果的なトレーニングを行うための各種データを収集するリストバンド型機器「miCoach FIT SMART」を発売する。同社のオンライン店舗で2014年8月15日から先行販売し、9月1日から全国の実店舗(直営店、一部の取扱店)で販売する。自店販売価格(税別)は2万3000円。

 この製品は、カナダMio Global社のLED光学式心拍センサーをリストバンド型の筐体の裏側に搭載した。皮下の毛細血管にLED光を照射し、中央の光学セルが血流の脈動量変化を検出することで、心拍を計測する。

 加速度センサーも内蔵しており、心拍強度やランニングの速度、距離、消費カロリーなどのデータを収集できる。リストバンド側面に配置したLEDインジケーターがトレーニング中の心拍数に応じてリアルタイムに4色(青、緑、黄、赤)に発光し、適切な心拍ゾーンへ誘導する。通常は自分一人では難しいとされる心拍トレーニングが、誰でも簡単にできるようになるという。

 トレーニング後には、Bluetooth4.0経由でiOS/Androidスマートフォン用アプリ「miCoach train&run」と同期することにより、運動データをアーカイブし、スマートフォンで閲覧できる。アプリでは個々のユーザーの心拍、レベル、目標/目的に合ったトレーニングを設定可能で、それに合わせて日々の進捗を管理できる。

 色はブラック、ホワイトの2種類を用意。サイズはSmallとLargeの2種類を用意した。重さはSmallで約45g、Largeは約49g。Liイオン2次電池を内蔵しており、1日1時間程度の運動時に使う場合、5日間駆動できるとする。連続では最大10時間ほど、心拍を計測できる。