沖縄県名護市のメガソーラー(出所:いちごECOエナジー)
沖縄県名護市のメガソーラー(出所:いちごECOエナジー)
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 沖縄電力は7月31日、太陽光発電の電力系統への接続に関し、「今年8月以降の申し込みから、接続が難しくなることが予想される」と、発表した。同社は昨年12月24日に300kW以上の太陽光発電設備について、接続可能量を超えたと発表していた。今年7月9日には住宅用太陽光(10kW未満)を含むすべての太陽光発電設備について、「接続申し込みの回答を一時保留する」と公表していた。

 7月31日の発表によると、今年7月までの申し込みに関しては、接続できる見込みとなったという。接続可能量が増えた要因は、(1)火力発電機の出力再下限での運用、(2)同社の再エネ設備の停止、(3)風力発電の接続可能量の残枠の活用――の3点の対策の効果という。8月以降の申し込みついては、以下2つの場合は、個別に相談に応じるとしている。それは、(1)特定期間の太陽光発電停止、(2)太陽光発電設備側での蓄電池設置――

 具体的には、「特定期間の停止」の期間とは、需給バランスが厳しくなる2月~4月の3カ月。また、「蓄電池」の活用手法については、「昼間の太陽光発電設備の電力を全量蓄電池に貯め、18時~25時頃に放電すること」という。