GHSのホームページ画面
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 電子情報技術産業協会(JEITA)と日本画像医療システム工業会(JIRA)、保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)の3者は2014年8月1日、「ヘルスソフトウェア推進協議会(Good Health Software Promotion Council:GHS)」を共同で設立した(pdf形式のリリース関連記事GHSのホームページ)。医療や健康にかかわるソフトウエア(ヘルスソフトウェア)に関して、業界自主ガイドラインを検討し、「ヘルスソフトウェア開発ガイドライン」として制定する。その普及を促進するとともに、開発者がガイドラインを遵守するためのスキルを習得できるようにするための教育活動も行う。

 GHSはヘルスソフトウェアを「個人の健康管理・維持・向上または、医療の提供に使用されることを意図したソフトウェア」と定義する。JEITAなど3者はかねて、経済産業省の「医療用ソフトウェアに関する研究会」と「医療機器開発ガイドライン事業-医療用ソフトウェアワーキンググループ」に参加。利用者の使用上のリスクを考慮して開発すべきヘルスソフトウェアについて検討を進めてきた。その検討結果は「医療用ソフトウェアに関する研究会-報告書」と「医療用ソフトウェア分野 ヘルスソフトウェア開発に関する基本的考え方 開発ガイドライン 2014(手引き)」にまとめられた。GHSは、これらで示された内容に基づいて適切な業界自主ガイドラインを制定することを目的とする。