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 日清医療食品と日立製作所は、ヘルスケア分野で協業する。日清医療食品の食事宅配サービス「食宅便」と、日立のクラウド型健康支援サービス「はらすまダイエット」をセットにした「食宅便 with はらすまダイエット」を共同開発。健康への関心が高い一般消費者向けに、日清医療食品が2014年7月29日に発売した(リリース)。栄養バランスのとれた食事と、日々の健康管理や減量を同時に行うことで、健康増進を支援する。

 日清医療食品は給食事業大手で、病院・福祉施設向け食事サービスを、全国で5200件以上受託している。2012年4月には、栄養バランスのとれた健康的な食事を個人向けに宅配するサービス「食宅便」を開始した。食事は冷凍状態で届け、利用者は電子レンジで再加熱するだけで食べられる。同サービスは、2014年6月時点で月間のべ約6万人の提供実績があるという。2013年4月には、健康意識の高い利用者向けに、カロリーや塩分、たんぱく質などを抑えた「ケアシリーズ」を発売した。

 一方、日立は従業員の生活習慣病リスクを低減する目的で、内臓脂肪を減らすプログラム「はらすまダイエット」を開発。社内で運用してきた。同プログラムでは、どの程度の食事量・運動量が100kcalに相当するかを把握できる「100kcalカード」の中から自分に合ったものを選び、日々の減量を実施する。少しの工夫により減量に取り組めるため、無理なく減量できるという。2014年3月末までに、日立のグループ社員1725人が利用。体重5%減量の成功率が48.6%、メタボリックシンドローム解消率71.2%、継続率93.9%という実績をあげている。

 2009年12月には、特定保健指導に準拠したクラウド型健康支援サービス「はらすまダイエット/特定保健指導」として商用化。これまでに、健康保険組合など約200団体が採用した。今回、同サービスを個人向けに展開する。

 両社が開発した「食宅便 withはらすまダイエット」では、「食宅便」のケアコースのうち、1食当たり400kcal以下または同530kcal以下のコースの定期購入と、「はらすまダイエット/生活習慣改善」のセルフモニタリングコースをセットで提供する。価格はいずれのコースも5食セットで3702円(税別)から。

 購入者は、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などから、専用のウェブサイトで「はらすまダイエット/生活習慣改善」のセルフモニタリングコースを利用できる。さらに、専用のイベントカード「食宅便」を選択することで、食宅便のサービスを受けられる。