図1◎車両検出の例。対象ごとに色を分けて表示する。
図1◎車両検出の例。対象ごとに色を分けて表示する。
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図2◎歩行者の検出例
図2◎歩行者の検出例
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 ZMPは2014年7月24日、先進運転支援システム(ADAS)開発用の画像認識システムの販売を開始した。単眼カメラやグラフィックプロセッサー(GPU)、カメラで検知した情報を処理するソフトウエアなどで構成する。価格は55万円(税別)である。

 ZMPが発売した画像認識システム「RoboVision Single」は、車両や歩行者などの任意の対象物を機械学習(SVM)によってリアルタイムに検出して表示できるのが特徴である。車両や歩行者だけでなく、標識や信号なども検出できる。また、機械学習や対象物検出のためのプログラミングが必要なく、すぐにシステムに組み込める。

 システム構成は単眼カメラが汎用Webカメラの「LogitecHDPro Webcam C920」、GPUがデスクトップPC用の「NVIDIA Geforce GTX 780 Ti」である。同社は、自動運転技術の開発を進める大学・研究機関や自動車メーカーなどに売り込む。