鹿島物流センターの屋根に設置した太陽光パネル(出所:オリックス)
鹿島物流センターの屋根に設置した太陽光パネル(出所:オリックス)
[画像のクリックで拡大表示]

 オリックスは7月18日、三菱化学物流が所有する鹿島物流センター(茨城県神栖市)の物流倉庫、計7棟の屋根を賃借して建設した合計出力約2.5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の運転を開始したと発表した。太陽光パネルを1万276枚設置し、発電した電力は東京電力に売電する。

 三菱化学物流は、三菱ケミカルホールディングスグループの総合物流会社で、国内各地に倉庫を持つ。物流倉庫の強固で広い平屋根が太陽光発電事業に適していたこと、また、再生可能エネルギーの普及促進に繋がる環境に配慮した取り組みという観点から、賃借での発電事業に合意したという。

 オリックスは今年4月、企業や自治体などが保有する大型施設の屋根を活用する「屋根設置型太陽光発電事業」で、合計148カ所、最大出力68.9MWの設置に着手したと発表していた。同社は2013年3月期から3年間で「屋根設置型太陽光発電事業」を合計最大出力100MW設置する目標を掲げている。