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トリナ・ソーラー・ジャパン、「両面ガラスパネル」発売、独ソーラーワールドに続き高耐性アピール

金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
2014/07/22 00:00
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中国での設置例(出所:トリナ・ソーラー・ジャパンのホームページ)
中国での設置例(出所:トリナ・ソーラー・ジャパンのホームページ)
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両面ガラスパネルの構造(出所:トリナ・ソーラー・ジャパンのホームページ)
両面ガラスパネルの構造(出所:トリナ・ソーラー・ジャパンのホームページ)
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 太陽光パネル製造大手トリナ・ソーラーの日本法人、トリナ・ソーラー・ジャパン(東京都港区)は、2014年8月に両面ガラス構造の多結晶シリコン型太陽光パネル「TSM-PDG5」を国内で発売する。パネルの裏面にガラスを使うことと、金属製の枠がない「フレームレス」構造が特徴。寸法1685×997×6mm、重量24kg、公称最大出力245~260W。製品保証10年、リニア性能保証30年(30年間1年ごとに0.5%以下の出力低下)。

 通常の太陽光パネルでは、裏面を樹脂製のバックシートで被うが、同パネルは厚さ2.5mm耐火ガラスを使う。パネル表面のガラスと裏面のガラスで、太陽電池セル(発電素子)を挟み込んだ両面ガラス構造になる。樹脂製バックシートは通常、200℃の耐火性だが、約1000℃に耐える高耐火ガラスを採用したため、耐火性に優れる。

 また、ガラス表面に砂や酸、アルカリに対応したコーティング処理を施したため、塩害の恐れがある地域にも、導入できる。樹脂製のバックシートと違い、湿気や水蒸気が透過しないため、シートの剥離による劣化リスクがないという。加えて、ガラスの2層構造により、衝撃などによる最大変形量が、従来のパネルに比べ60%減るため、歪みのリスクが小さくなる。その結果、マイクロクラック(微小な割れ)の発生が抑えられるという。

 フレームレス構造により、パネルの隅に段差がないため、パネルの下側に付着・堆積する埃や汚れはごくわずかになる。加えて、金属フレームがないことで、電気を地面に逃がす接地(アース)の必要がなく、工期が短縮できる利点もある。

 両面ガラスパネルでは、ドイツのパネルメーカー、ソーラーワールド社も高耐久性能をウリに製品化し、日本でも販売している。また、一部のメーカーが製品化している、裏面でも発電できる「両面受光型太陽光パネル」には、もともと両面ガラスタイプがあり、これを機に裏面の透過性を生かせる技術として再評価される可能性もある。

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