図1◎ウラカンをドライブして発表会に登場した。Lamborghini社長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏
図1◎ウラカンをドライブして発表会に登場した。Lamborghini社長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏
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図2◎フロントビュー
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図3◎サイドビュー
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図4◎リアビュー
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図5◎6角形のモチーフが与えられたインテリア。エンジン回転計や速度計などのメーター類やナビケーションシステム用画面などは12.3インチTFTディスプレイで表示される。
図5◎6角形のモチーフが与えられたインテリア。エンジン回転計や速度計などのメーター類やナビケーションシステム用画面などは12.3インチTFTディスプレイで表示される。
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図6◎メーターパネル
図6◎メーターパネル
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 ランボルギーニ・ジャパンは2014年7月17日、ことし3月の「ジュネーブモーターショー」で発表した新スーパーカー「ウラカンLP610-4」を発表した。10年ほどで生産台数1万4022台を達成した成功作の「ガヤルド」の後継車種で、トップモデルの「アヴェンタドール」を支える役割を担う。日本市場での価格は2750万円。

 アヴェンタドール譲りのシャープな外装が際立つウラカンの車体寸法は、全長4459×全幅1924×全高1165mm、ホイールベースが2620mm。特徴は何よりその造りにあり、同社が“ハイブリッドシャシー”と呼ぶアルミニウム合金とCFRP(炭素繊維強化樹脂)の複合構造となっている。

 ボディシェルの前半部をアルミ合金製としつつ、後半部のフロア、センタートンネル、リアバルクヘッド、Bピラー、サイドシル後部などをCFRP製とした。アルミ合金とCFRPの結合部にはステンレス素材を採用したという。この軽量構造により、乾燥車両質量は1420kgと、このカテゴリーで最軽量レベルを実現している。なお、外板はアルミ合金となり、これはアヴェンタドールのCFRP製と異なっている。

 エンジンはガヤルドと同じく自然吸気V型10気筒ながら、新設計の直噴とポート噴射を組み合わせたデュアルインジェクションを採用する。5.2Lの排気量のV10は、最高出力が車名にもあるとおり449kW(610ps)/8250rpmとなる。最大トルクは560N・m/6500rpm。ちなみに、最高速は325km/h、100km/hまでの加速は3.2秒、200km/hまでは9.9秒である。

 変速機は同社初となる7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を採用。これに組み合わせた電子制御4WDシステムには湿式多版クラッチを与え、駆動力を後輪100%から前後50%まで適切に変化させる。

 シャシー系の仕立ても万全を期したものだ。アルミ製サブフレームを介して、これもアルミ製となるアームを採用したダブルウィッシュボーン式サスペンションを前後に採用、標準装備される20インチホイールにはカーボン・セラミック・ブレーキ(ディスク径は前:380mm、後:356mm)を組み合わせている。