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ワタミ、北海道むかわ町の19MWのメガソーラー事業に出資、隣地を有機農業に活用

2014/07/18 14:19
金子 憲治=日経BPクリーンテック研究所
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ワタミグループによるメガソーラー事業の仕組み(出所:ワタミ)
ワタミグループによるメガソーラー事業の仕組み(出所:ワタミ)
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 ワタミは7月16日、市民ソーラーシステム(札幌市)と事業提携に関する基本合意書を締結したと発表した。市民ソーラーシステムが北海道勇払郡むかわ町に開発した出力約19MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業に対して、資金提供して参画する。ワタミグループはプロジェクトマネジメントなどの事業管理全般を担う一方、市民ソーラーシステムは、事業計画・開発全般、発電所の運営や保守を担う。

 むかわ町では、大学を誘致する計画が頓挫し、約100haの用地が遊休地となっていた。その有効活用策として、市民ソーラーシステムがSPC(特定目的会社)「北海道ソーラーマネジメント」を設立し、メガソーラー事業の計画を進めてきた。今回、ワタミの100%子会社でワタミグループの環境事業を推進するワタミエコロジーが、同SPCに50%出資し、融資を実行する。

 敷地100haのうち約30haに太陽光パネルを設置し、残りの70haは林地として、森林再生事業、並びに有機農業での活用を検討する。年間発電量は約2万MWhを見込み、ワタミグループでは最大規模の再生可能エネルギー事業となる。

 ワタミグループは、自社の食品製造センター13カ所の屋上に太陽光パネルを設置する計画をたて、2013年10月から順次稼動している。さらに、市民ソーラーシステムと連携し、2013年12月に北海道勇払郡厚真町に出力15MWのメガソーラーを着工し、今年12月に稼働する予定だ。

 太陽光のほか、2012年3月に秋田県にかほ市にて、「ワタミの夢風車風民(ふーみん)」(2MW)を稼動し、風力発電事業にも参入している。現在、秋田県に3基の風車を稼動しており、合計出力は6MWとなっている。2つのメガソーラーが稼働することで、風力と太陽光を合わせワタミグループの電力需要の約35%相当を再生可能エネルギーで賄えることになる。

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